Web制作やWebマーケティングの現場では、LP・CTA・UI・UXなどの略語が頻繁に使われます。 ただ、意味をざっくり知っているつもりでも、いざ説明しようとすると曖昧になりがちです。
この記事では、Web制作でよく登場する略語を「正式名称(英語)」と「意味(日本語)」中心に、分かりやすく一覧化します。
Web制作でよく使う略語一覧(まとめ)
| 略語 | 正式名称(英語) | 意味(日本語) | よく使う場面 |
|---|---|---|---|
| LP | Landing Page | ランディングページ(特定の目的に誘導するページ) | 広告、キャンペーン、申込導線 |
| CTA | Call To Action | 行動喚起(クリック・申込などを促す要素) | ボタン、導線、フォーム誘導 |
| UI | User Interface | ユーザーインターフェース(画面・操作部分) | 画面設計、ボタン、ナビ |
| UX | User Experience | ユーザー体験(使い心地・満足度まで含む) | 導線設計、改善、体験全体 |
| CV | Conversion | コンバージョン(成果) | 申込、購入、問い合わせ |
| CVR | Conversion Rate | コンバージョン率 | LP改善、広告運用 |
| PV | Page View | ページビュー(ページが見られた回数) | アクセス解析 |
| UU | Unique User | ユニークユーザー(訪問者数の目安) | アクセス解析 |
| IMP | Impression | インプレッション(表示回数) | 広告、SNS、検索結果 |
| CTR | Click Through Rate | クリック率 | 広告、バナー、検索結果 |
| SEO | Search Engine Optimization | 検索エンジン最適化 | 記事、サイト設計、改善 |
| SERP | Search Engine Results Page | 検索結果ページ | 検索順位、CTR改善 |
| OGP | Open Graph Protocol | SNS共有時の表示情報(タイトル・画像など) | SNSシェア、メタ設定 |
| GA4 | Google Analytics 4 | Googleアナリティクス(計測ツール) | アクセス解析 |
| GSC | Google Search Console | 検索状況の確認ツール | 検索流入、インデックス確認 |
| CMS | Content Management System | コンテンツ管理システム | 更新運用(WordPress等) |
| WP | WordPress | WordPress(CMSの一種) | サイト構築、運用 |
| RWD | Responsive Web Design | レスポンシブWebデザイン | PC/スマホ対応 |
| SP | Smartphone | スマートフォン(スマホ) | スマホ表示、検証 |
| PC | Personal Computer | パソコン | PC表示、検証 |
略語ごとの意味(かんたん解説)
LP(Landing Page)
LPは「ランディングページ」の略です。一般的には、広告やSNSなどから流入したユーザーを 特定の目的(申込・購入・問い合わせなど)へ誘導するために作られたページを指します。
CTA(Call To Action)
CTAは「行動喚起」の意味で、ユーザーに次のアクションを促すための要素です。 たとえば「問い合わせる」「資料請求」「今すぐ購入」などのボタンや導線が該当します。
UI(User Interface)
UIはユーザーインターフェースの略で、画面の見た目や操作に関わる部分を指します。 ボタン、入力フォーム、ナビゲーション、メニューなどが代表例です。
UX(User Experience)
UXはユーザー体験の略で、見た目や操作性だけでなく、理解しやすさ、迷いにくさ、安心感などを含む 「体験全体」を指します。UIはUXを構成する要素の一つと考えると分かりやすいです。
CV / CVR(Conversion / Conversion Rate)
CVは成果(コンバージョン)、CVRは成果率です。何を成果とするかはサイトや施策によって異なり、 購入完了・問い合わせ完了・会員登録などが一般的です。
PV / UU(Page View / Unique User)
PVはページが見られた回数、UUは訪問したユーザー数の目安です。どちらもアクセス解析でよく使われます。
IMP / CTR(Impression / Click Through Rate)
IMPは表示回数、CTRはクリック率です。広告、SNS投稿、検索結果など「見られた回数」と「クリックされた割合」を 把握する際に登場します。
SEO / SERP(Search Engine Optimization / Search Engine Results Page)
SEOは検索エンジン最適化、SERPは検索結果ページのことです。検索順位、クリック率(CTR)、タイトルや説明文などが 話題になる領域です。
OGP(Open Graph Protocol)
OGPは、SNSでURLを共有したときに表示されるタイトル・説明文・画像などを制御する仕組みです。
GA4 / GSC(Google Analytics 4 / Google Search Console)
GA4はアクセス解析ツール、GSCは検索での表示・クリック・インデックス状況などを確認できるツールです。
CMS / WP(Content Management System / WordPress)
CMSは更新運用を行うための仕組み全般、WPはWordPressの略です。WordPressはCMSの代表例として広く利用されています。
RWD / SP / PC(Responsive Web Design / Smartphone / Personal Computer)
RWDはレスポンシブ対応のこと。SPはスマホ、PCはパソコンを指し、制作・検証時の区分としてよく使われます。
補足:略語は文脈で意味が少しズレることがある
略語は便利ですが、同じ言葉でも人によって想定している範囲が違うことがあります。 例えばLPは「縦長の1枚もの」を指す人もいれば、「広告の着地ページ全般」を指す人もいます。 認識ズレを避けたい場面では、略語に一言補足を添えると安全です。
まとめ
Web制作でよく使う略語は、意味を一度整理しておくと会話や資料作成がスムーズになります。 迷ったときは、略語の正式名称と「どんな場面で使われるか」をセットで覚えるのがおすすめです。
























