時間や時刻の略語は、カレンダーやスケジュール、海外サイトの表記、メールの締め切り連絡など、意外と身近なところでよく登場します。ところが「AMとPMの境目があやふや」「UTCとJSTの違いが分からない」「EODって結局いつまで?」のように、意味が曖昧なまま使ってしまいがちです。
このページでは、日常生活から仕事まで幅広く使われる時間・時刻の略語を一覧で整理し、意味と使い方を分かりやすくまとめます。まずはよく出会う略語をざっと押さえ、必要になったときにすぐ確認できる“辞書ページ”として活用してください。
時間・時刻の略語一覧
基本的な時間表記
世界標準・タイムゾーン
期間・締め切り・時間感覚
時間・時刻の略語がよく使われる場面
時間の略語は「時計の読み方」だけでなく、情報のやり取りを短く・素早くするために使われます。特に次のような場面では、略語の意味を把握していると読み間違いが減り、確認の手間も少なくなります。
- 予定・スケジュール:イベント開始時刻、集合時刻、締め切り
- 海外表記・アプリ:時刻表示、タイムゾーン設定、配信開始時間
- 仕事の連絡:納期(EODなど)、未定連絡(TBD)、急ぎ(ASAP)
- データ・ニュース:発表時刻の基準(UTC/GMT)、国際的な時刻換算
まずここが大事:AM・PMの境目(12:00はどっち?)
AM/PMは見慣れているのに、混乱が起きやすい代表例です。ポイントは12:00の扱いです。
- 12:00 AM:深夜0時(0:00)側の扱いとして使われることが多い
- 12:00 PM:正午12時(12:00)側の扱いとして使われることが多い
ただし、国やサービスによって表記の仕方が異なる場合があります。誤解が許されない場面では、24時間表記(24H)を選んだ方が安全です。たとえば集合が「12:00」なら、午前なのか午後なのかが明確になり、伝達ミスを防げます。
UTC・GMT・JSTの違い(ざっくり理解でOK)
タイムゾーン系は最初から細かく覚えようとすると難しく感じますが、まずは“基準になる時刻”と“日本の時刻”の関係を押さえるだけで十分です。
UTCは世界の時刻の基準として扱われ、国際的な発表時刻やサービス運用でよく使われます。JSTは日本の標準時です。海外の案内やデータの時刻がUTCで書かれているときは、「日本時間に直す必要がある」と覚えておくと迷いにくくなります。
GMTも時刻の基準として出てきます。実務では「UTCと同じような文脈で見かける基準」と捉えておけば、まず困りません(厳密な定義は個別記事で確認すると理解が深まります)。
EOD・TBD・ASAPは“締め切り表現”で迷いやすい
時間の略語は「時刻」だけでなく、「いつまでに」「いつ決まるか」「どれくらい急ぎか」という時間感覚を短く表現するためにも使われます。
たとえばEODは「当日中」や「業務終了まで」のようなニュアンスで使われることが多い一方、相手の勤務時間や時差によって受け取り方がズレることもあります。確実にしたい場合は、EODだけでなく「何時まで」とセットで伝えるのが安全です。
TBDは「未定」ですが、単に決まっていないだけでなく「後で決める」「追って連絡する」という含みを持ちます。ASAPは「なるべく早く」で、具体的な期限ではありません。急ぎ具合を誤解しないよう、必要なら「今日中」「明日の午前」など、具体的な目安を添えるとトラブルを避けられます。
覚え方のコツ:迷ったら「目的」で分類する
時間・時刻の略語は、暗記よりも「何のために使うか」で整理すると覚えやすくなります。
- 時計の読み方:AM / PM / 24H
- 時刻の基準:UTC / GMT / JST
- 締め切り・進行:EOD / TBD / ASAP / 7D
このページをブックマークしておき、実際に略語を見かけたタイミングで確認→個別記事で理解を深める、という使い方がおすすめです。
























