TBDは、予定や日時、内容などが「まだ決まっていない」ことを表す略語です。スケジュール表やメール、資料などで「時間:TBD」「詳細:TBD」と書かれているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
一見すると便利な表現ですが、TBDは使い方を間違えると「いつ決まるのか分からない」「結局どうなったの?」といった混乱を招くこともあります。この記事では、TBDの意味や使われ方、似た表現との違い、注意点までを分かりやすく解説します。
TBDとは何の略?
TBDはTo Be Determinedの略で、日本語では「未定」「後日決定」「今後決まる予定」といった意味になります。
すでに話題や案件は存在しているものの、日時や詳細がまだ確定していない状態を示すために使われます。
TBDはどんなときに使われる?
TBDは、次のような場面でよく使われます。
- 会議やイベントの日程が未確定なとき
- 開始時刻や場所がまだ決まっていない予定
- 企画段階の内容や仕様
- 後日確定予定の締め切りや条件
たとえば、「日時:TBD」「詳細はTBD」といった形で使われます。
TBDと「未定」「調整中」の違い
TBDは日本語の「未定」とほぼ同じ意味ですが、ニュアンスには少し違いがあります。
「未定」は単に決まっていない状態を表しますが、TBDは今後決まる前提があることを含んでいる場合が多い表現です。
そのため、ビジネス文脈では「放置されている」のではなく、「調整中・確定予定」という前向きな意味合いで使われることが一般的です。
TBDと似た略語との違い
TBDと混同されやすい略語には、次のようなものがあります。
- TBA(To Be Announced):後日発表予定
- ASAP:できるだけ早く
- EOD:業務終了まで
TBAは「発表されていない」ことに重点があり、TBDは「内容が決まっていない」ことに重点があります。状況に応じて使い分けると、意図がより正確に伝わります。
TBDを使うときの注意点
TBDは便利な表現ですが、使い方によっては相手に不安を与えてしまうこともあります。
特に注意したいのは、「いつ決まるのか分からない状態」が長く続くケースです。TBDのまま情報が更新されないと、受け取る側は予定を立てづらくなってしまいます。
そのため、TBDを使う場合は、「◯日までに決定予定」「決まり次第連絡します」といった補足を添えると、相手にとって親切です。
海外とのやり取りでのTBD
TBDは英語圏で非常によく使われる略語のため、海外とのやり取りでも頻出します。
ただし、文化や業務スタイルの違いによって、「TBD=かなり先になる」「TBD=すぐ決まる」と受け取られ方が異なる場合があります。重要な予定では、TBDのままにせず、進捗をこまめに共有することが大切です。
覚え方のコツ:TBDは「これから決まる」
TBDは、「これから決まる予定」と覚えると分かりやすくなります。「未定=何も決まっていない」ではなく、「今後確定する前提がある」という点がポイントです。
まとめ
TBDは「To Be Determined」の略で、日時や内容が未確定であることを示す表現です。ビジネスやスケジュール管理で便利に使える一方、情報更新が遅れると混乱を招く可能性があります。
TBDを使う際は、決定時期の目安や補足説明を添えることで、相手にとって分かりやすいコミュニケーションになります。
























